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結婚式場のアルカディア、破産申請へ　負債総額40億円超

株式会社アルカディア（本社：福岡県久留米市）は、佐賀県および福岡県内で結婚式場を運営していましたが、2025年2月25日付で事業を停止し、破産申請の準備に入ったことが分かりました。

同社は1973年12月に創業し、邸宅ウェディングをコンセプトに式場を展開していました。しかし、新型コロナウイルスの影響で売上が大幅に減少し、 2020年8月期には6億円、2021年8月期には2億3,400万円の赤字を計上。さらに、2025年2月には前社長らが雇用調整助成金の不正受給で逮捕され、福岡労働局から約12億円の返還命令を受けるなど、経営が悪化していました。 これらが重なり、最終的に破産申請に至ったとみられます。

また、福岡地検は、アルカディアの前社長・大串淳被告ら4人を詐欺の罪で起訴しました。大串被告らは、従業員の休業日数を偽り、新型コロナ対策の雇用調整助成金約2,202万円を不正受給したとされています。福岡労働局は約12億円の返還を命じましたが、アルカディアは事業を停止し、破産申請の準備を進めています。